今週のお題「わたしの実家」
久しぶりのお題。
実家は私にとっては心地良い場所だったから、
正直出たくはなかった。
だが、6年前の師走、私が結婚もせず、家事も殆どしなくて、ダラダラ過ごしていたのに痺れを切らし(念のために言っておくが、仕事はしていて家にもお金はいれていた)
結婚しないなら一人暮らししろ！！
と尻蹴っ飛ばす勢いで出された(もちろん例えだ)
賃貸を探し年内には一悶着ありつつ、家は決まった。
実家から30分くらいの距離。交通の便はだいぶ良くなった。
引越しと言っても家財道具関係は全部買って店からの配送だったので、
私の荷物は服と本しかなかった。
ダンボールで3箱分くらいだろうか。
食器はお箸とお茶碗くらい。
後で買えばいい精神だった。私も親も。
ちなみに自転車は実家から自力で乗ってきた。
(長い間お世話になったアルベルト、今思うとよく乗れたなと思う)
荷物を運び終えて、しんとした空間に私はもう寂しくなった。
やたらと寒かった気がした。
荷物はまだあったので、
その日は実家に帰った。
……一人暮らしの意味とはと突っ込みたくなる。
そんなことで月1くらいは週末帰っていた。
最初は実家に戻りたいと口にしたこともあったが、駄目だと拒絶された。
だが、一時的に(頻繁？)帰ることには特に言われたことはない。
実家帰りたい大きな理由は「飼っていた猫」だった。実家から出たくない理由もその仔の存在が大きかった。
だが、その仔も昨年から姿を消してしまった。
そして私自身も今の暮らしになんだかんだで慣れてしまい、ま、いっか。
的にはなっている。
結婚はもう難しいなと思う。
遠くない将来には中古マンションを購入して猫を迎えたいとさえ思う。
今、親が元気だからこそ出来ること。
もし介護状態になったらきっと私が戻ってするのかもしれない。
その時はその時。
今のところは実家は数少ない甘えられる場所なのかと思う。
帰るたびに食糧の援助してもたせて貰えるのはありがたい。
私も少しずつ、親孝行できるようになりたい。
過ごせる時間を大事に。
あの家に産まれてきて良かったと思える自分が嬉しい。
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